愛知県・一般県道389号線
【鳳来設楽線】



道路名 愛知県一般県道389号線
【鳳来設楽(ほうらいしたら)線】
起点:新城市(旧鳳来町)
終点:北設楽郡設楽町
道路状況 1.5〜2車線。舗装路。
全長 約16km
県道表記 ヘキサ標識 設置あり。
青看板 表記あり。
卒塔婆 設置あり。
 
走行日 2005年11月10日
走行区間 田峯交差点(R257との交差点。設楽町田峯)→R151との交差点(新城市富栄)
走行車両 軽自動車(6号車)


姿を一新させた鉄道トンネル

 旧鳳来町の新城市大野地区と設楽町田峯地区とを結ぶ県道ですが、全線の半分以上がr32(鳳来東栄線)と重複しています。このため実質的には新城市大野とr32との重複が始まる新城市門谷までの区間と終点近くの稲目トンネルがこの県道のメインになります。
 新城市大野−新城市門谷間は車の通行量も少ない山間のローカル県道です。また終点近くの稲目トンネル付近ははかつてこの地を走っていた、田口鉄道の廃線跡を利用しています。ただトンネル自体は後年に自動車用トンネルとして拡張改修されている為、鉄道時代の面影はありません。
 レポートでは終点の設楽町田峯から起点方面に走行しています。また、途中r32との重複区間は省略しています。

全体地図

 設楽町南部にある田峯交差点です。
 丁字路になっていて、写真奥へ続く道がr389で右から手前の道はR257です。
 写真右側は新段嶺トンネルがあります。またそのすぐ隣には旧道の段嶺トンネルが並んでいます。
 上の交差点から数百メートル行くと、狭い場所に商店のほか郵便局、農協、役場の出張所、駐在所などが集まっています。
 ここには昭和40年代初めに廃線になった豊橋鉄道田口線の駅がありました。鉄道が通っていたころは田峯地区の入口として賑わっていたのでしょう。
 設楽町と新城市との境目を流れる豊川に架かる田峯橋です。
 この辺ではr389は田口線の廃線跡を利用しています。この橋は鉄道橋の流用ではなく、後に架け替えられたものです。
 r389を走っていると気が付きにくいのですが、田峯橋のすぐ横に竹桑田橋という古い橋が架かっています。
 r389は昭和43年に廃線になった鉄道の跡地を利用していますが、道路の認定は昭和34年になっていますので、この橋は旧道だったのかもしれません。
 田峯橋をすぎるとトンネル見えてきます。稲目トンネルといい、全長は1500メートル以上あります。
 このトンネルは鉄道用トンネルを拡張・改修したものです。
 稲目トンネル内部です。
 昭和50年代に大幅な改修工事が行われた為、鉄道トンネル時代の面影はありません。
 田口線時代は単線の鉄道トンネルだったので、元々は車一台分くらいの幅しか無いトンネルだったと思われます。
 稲目トンネルを抜けました。
 道路右手に廃線跡が見えます。
 写真奥の信号は海老池貝津交差点です。
 ここから先、新城市門谷まではr32(鳳来東栄線)と重複区間になります。

 この先のr32との重複区間はr32のページを参照してください。(走行の向きが逆ですが・・・)
 r32との重複区間を南下して新城市門谷の分岐交差点まで来ました。
 信号機の無い三叉路で、写真手前から右に曲がるのがr32、奥に続く道がr389です。
 r32と分かれたr389は周りに家の無い山林の中を進みます。
 山林を抜け周りが開けた所に出ると、r524(門谷豊岡線=鳳来寺山パークウェイ)との分岐になります。
 写真手前から右にヘアピンカーブになっているのがr389になります。
 同じくr524との分岐交差点です。
 右に写ってるガードレールは今走ってきたr389です。r524はヘアピンカーブの途中から分岐してる形になります。
 ここまで対向2車線でしたが、ここより1.5車線になります。
 木々に覆われ薄暗く、くねくねと曲がった道を下って行きます。
 小さな川に沿って県道は山を降ります。
 やがて丁字路に突き当たります。r389は左折になります。
 突き当たりのガードレールの向こうは、JR飯田線が通っています。
 線路に沿って道は続きます。
 先ほどの交差点から再び2車線になっています。
 しばらく進むと踏切を渡り、今度は線路の反対側を併走します。
 正面に右矢印の看板が見えます。
 矢印に従い右に曲がるとすぐにR151と合流し終点となります。

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レポNo.43
初稿:2005年12月8日