西山1号トンネル
(双瀬隧道)

トンネル名称 西山1号(にしやまいちごう)トンネル
(双瀬(ならぜ)隧道)
路線名  
所在地 新城市副川
延長(m) 58m
道路幅員(m) 3.7m
車道幅員(m) 3.2m
歩道等(m) 0m
有効高(m) 5.5m
竣工年度 昭和4年(1929年)
壁面 内装なし 覆工・コンクリート吹付け(注1)
路面 アスファルト系
照明 なし
通行制限  
その他 元鉄道トンネル
データは平成16年度道路施設現況調査の「ニシヤマ1ゴウトンネル」より
トンネル名は「愛知県の近代化遺産 旧田口線の遺構」より
(注1)現地目視による
調査日 2007年3月21日、2009年2月7日



 豊橋鉄道田口線の鉄道用トンネルを前身とするトンネルです。
 「平成16年度道路施設現状調査」には「ニシヤマ1ゴウトンネル」と記載されていますが、地図などではその名前を確認することができません。「愛知県の近代化遺産 旧田口線の遺構」の表より、「双瀬隧道」がこれに該当すると思われますので、当HPでは「西山1号トンネル」=「双瀬隧道」として紹介していきます。
  「西山」、「双瀬(ならぜ)」ともトンネルのある地区の地名が由来かと思います。廃線となった豊橋鉄道田口線の鉄道用トンネルを転用したトンネルで、田口線の跡は多くの区間で生活道路に転用され今も活用されていることはよく知られています。「双瀬隧道」は廃線跡が紹介される際「大井川橋梁」と共によく取り上げられるトンネルです。

 本長篠方面から旧田口鉄道の廃線跡をたどってきました。
 トンネルの南向き(本長篠方面)の入り口です。
 入り口付近の内壁のみコンクリートによる覆工がされています。
 内部は多くの部分がコンクリート吹付けです。
 同廃線の他のトンネルの様子から見て、鉄道時代は素掘りのままだったのではないかと思います。
 北側の出口付近はコンクリートにより内壁が作られています。
 北側(田口方面)の入り口です。
 この辺りから撮った写真はよく廃線の紹介などで使われています。
 垂直に切り立った岩肌に斜めに開口した入り口が印象的です。



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初稿:2007年03月07日
全面改稿:2010年1月11日