芳ヶ入トンネル
(内金隧道)

トンネル名称 芳ヶ入(よしがいり)トンネル
(内金(うちがね)隧道)
路線名  
所在地 愛知県新城市長篠芳ヶ入
延長(m) 69m
道路幅員(m) 3.7m
車道幅員(m) 3.2m
歩道等(m) 0m
有効高(m) 4.5m
竣工年度 1929年(昭和4年)
壁面 覆工 セメント系 内装なし (一部素掘にコンクリート吹付け)(注1)
路面 アスファルト系
照明 なし
通行制限  
その他 元豊橋鉄道田口線の鉄道トンネル
データは平成16年度道路施設現況調査の「ヨシガイリトンネル」より
トンネル名は「愛知県の近代化遺産 旧田口線の遺構」より
(注1)現地目視による
調査日 2007年3月3日



 「芳ヶ入トンネル」は廃止された豊橋鉄道田口線(旧田口鉄道)の鉄道用トンネルを前身とするトンネルです。
 田口線はJR飯田線本長篠駅より現在の愛知県道32号長篠東栄線と併走する形で北上し設楽町田口までを結んでいた鉄道で木材の輸送を主目的として建設され昭和7年に全線が開通しました。しかしその後の木材輸送の減少と水害により昭和43年に全廃となりました。
 トンネルの名称についてですが、このトンネルネット等では「内金トンネル」と紹介されています。しかし当HPのトンネルリストの元になっている「平成16年度道路施設現況調査」では「ヨシガイリ(芳ヶ入)トンネル」となっていますのでここでは「芳ヶ入トンネル」とします。

 南側(本長篠側)の入り口です。
 元が鉄道トンネルとしても実用本位でかなり質素な感じの作りのポータルです。
 坑口の上端には「地上高4m」と書かれた標識がぶら下がっています。
 内部はコンクリート吹付けです。鉄道トンネル時代は素掘りのままだったのではないかと思います。
 入り口付近はコンクリートで覆工されています。
 内部に照明はありません。
 北側のトンネルポータルです。
 元が昭和初期に作られた鉄道トンネルなので扁額や銘板といったものは見当たりません。



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初稿:2007年03月07日
文章追加:2010年1月10日
市町村合併対応、文章変更:2013年6月2日