愛郷隧道

トンネル名称 愛郷(あいごう)隧道
路線名 国道257号線
所在地 愛知県新城市愛郷
延長(m) 94m
道路幅員(m) 4.6m
車道幅員(m) 4.1m
歩道等(m) 0m
有効高(m) 4.2m
竣工年度 1932年(昭和7年)
壁面 吹付け セメント系 内装なし(注1)
路面 アスファルト系
照明 あり
通行制限 高さ制限3.7m
その他  
データは特記なき場合「平成16年度道路施設現況調査」より
(注1)現地目視による
調査日 2007年3月21日、2014年2月1日



 新城市北部、旧鳳来町愛郷地区にある古いコンクリート製のトンネルです。
 小さいながら愛知県内では数少ない戦前の道路トンネルで、小さなコンクリート製の坑門ですが立派なピラスターを持っています。
2014年2月
 久しぶりに訪問したところ内壁が素掘りからコンクリートの吹付けに変わっていました。


再訪(2014年2月) 南側(新城市街方面側)
 南側より見た「愛郷隧道」です。
 トンネル南側は割り堀となっています。
 南側の坑門です。坑口両側のピラスターが特徴的です。
 南側の扁額です。小さくシンプルなもので、崩した書体で書かれているのが珍しいです。
 入口付近はコンクリート巻立ですが、トンネル中ほどはコンクリート吹き付けとなっています。
 トンネル中ほどは以前は素掘りだったのですが、数年前にコンクリート吹付けに改修されました。


再訪(2014年2月) 北側(設楽町方面側)
 北側より見た「愛郷隧道」です。
 北側の坑門です。
 北側の坑門も南側と同じデザインをしています。
 北側の扁額です。
 北側より見たトンネル内部です。
 以前は素掘りだったのですが現在ではコンクリートが吹付けられています。また中央付近にはロックボルトが打ち込まれています。





2007年3月
 南向き新城市方面の入り口です。
 コンクリート製ながらピラスター、笠石風の作りになっています。
 愛知県内のトンネルでピラスターを持つトンネルは少ないのでその意味でも貴重な存在です。
 扁額はシンプルです。
 トンネル内部は入り口付近のみコンクリート巻で、中央部分は素掘りとなっています。
 北向き設楽町側の入り口です。
 こちらも同様のデザインです。



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初稿:2007年03月27日
地図リンク修正:2013年11月10日
記事更新:2014年06月07日