段戸トンネル

トンネル名称 段戸(だんど)トンネル
路線名 元国道420号線(国道473号線)
所在地 愛知県豊田市阿蔵町
延長(m) 161m
道路幅員(m)
車道幅員(m) 5.5m
歩道等(m)
有効高(m) 4.5m
竣工年度 昭和42年
壁面 内装なし 覆工
路面
照明  
通行制限 通行止め
その他 廃止、閉鎖トンネル
データは特記なき場合は日本全国隧道リストより
調査日 2007年3月21日



 豊田市(旧下山村)と設楽町との境、国道420号線の旧道にあったトンネルです。
 あったと過去形なのは、新トンネル開通により現在では埋め立てられてしまい坑門の一部しか外部から見えず、内部をうかがい知ることが出来ないからです。
 昭和42年竣工とさほど古いトンネルではないのですが完全に塞がれて閉まっています。愛知県内でこのような処置を取っている旧トンネルはここのみでは無いでしょうか。
 周囲に民家なども無く新トンネルが開通した以上特に必要でも無くなったため、コストをかけて維持するより閉鎖というのは分かるのですが、その閉鎖の仕方が大げさなような気がします。内部が崩落した等の話は聞きませんが、そういったことの回避のための処置なのでしょうか。

 西向き豊田市側の入り口です。
 土砂が積まれ、その手前には「段戸トンネル通行不能」の看板が・・・
 土砂の上に登ってみると、ポータルの上部のみ外に露出しています。
 丁度扁額の位置まで土砂が盛られています。 名前は「隧道」ではなく「トンネル」ですね。

 このトンネル現役時代に何度が通ってるはずなのですが、外観や内部の記憶が全然ありません・・・
 東向き設楽町側の入り口です。
 現道からトンネルまでの間の旧道は、途中崖崩れにより道が埋まっている場所があります。林道に出入りする車のために車1台通れる分だけ土砂が除けられていますが、すでに国道指定から外れた旧道のためか本格的な復旧工事は行われていないようです。
 こちら側は妙に丁寧に処理されています。
 こちらも扁額から上は埋められていません。ここにトンネルがあったという証を残すためなのでしょうか・・・



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初稿:2007年03月28日
地図リンク修正:2013年10月20日