内津トンネル

トンネル名称 内津(うつつ)トンネル
路線名 国道19号線
所在地 愛知県春日井市内津町
延長(m) 上り側:570m
下り側:171m
道路幅員(m) 上り側:10.8m
下り側:8.5m
車道幅員(m) 上り側:7.0m
下り側:6.5m
歩道等(m) 上り側:2.8m(注1)
下り側:0.0m(注1)
有効高(m) 上り側:4,7m
下り側:4.5m
竣工年度 上り側:1992年(平成4年)3月(注2)
下り側:1970年(昭和45年)10月(注2)
壁面 上り側:覆工 セメント系 内装あり(パネル張り)
下り側:覆工 セメント系 内装あり(パネル張り)
路面 上り側:セメント系
下り側:セメント系
照明 上り側:あり
下り側:あり
通行制限  
その他  
データは特記なき場合「平成16年度道路施設現況調査」より
(注1)「岐阜県のトンネル」より
(注2)トンネル銘板より
調査日 2010年12月5日



 国道19号線の愛知県と岐阜県との県境にある「内津トンネル」です。国道19号線の愛知県、岐阜県の県境は内津峠という峠越えになっており、かつては急カーブと急坂の続く難所でした。昭和40年代半ばよりトンネル掘削による改良工事が始まり、昭和45年に内津トンネル(現在の下り線側トンネル)が開通しました。さらに昭和末期にはバイパス化と4車線化工事が始まり、上り線側の新トンネルと峠の愛知県よりに北山トンネル(上下線別トンネル)と3つのトンネルが掘られ上下線分離と4車線化が完了しました。 


上り線(名古屋方面)トンネル愛知県側
 愛知県側より見た上り線(名古屋方面)の「内津トンネル」です。
 左奥に見えている橋は国道19号の下り線を跨いでいる愛知県道508号内津勝川線の陸橋です。ちなみに県道508号線は国道19号線の旧道にあたります。
 「内津トンネル」上り線愛知県側の坑門です。 
 坑門右側にはトンネルのある春日井市の市の花である桜のレリーフが施されています。
 上り線トンネル愛知県側の扁額です。
 坑門左下にはトンネル銘板が取り付けられていますが、道路を横切るのは危険なので写真はありません。




上り線(名古屋方面)トンネル岐阜県側
 岐阜県側より見た上り線(名古屋方面)の「内津トンネル」です。
 写真の右の方(北側)に下り線が通っています。
 上り線側「内津トンネル」の岐阜県側の坑門です。坑門の壁面にはトンネルのある多治見市の市の花に指定されているキキョウが描かれています。
 上り線トンネル岐阜県側の扁額です。
 岐阜県側坑門に取り付けれているトンネル銘板です。
 岐阜県側より見たトンネル内部です。内壁の裾部には白いパネルが張られています。また南側には歩道がありますが車道との間にガードレールは設けられていません。
 トンネル中ほどの壁に設置されている行灯式の県境標識です。





下り線(多治見方面)トンネル愛知県側
 愛知県側より見た「内津トンネル」下り線トンネルです。
 下り線トンネル愛知県側の坑門です。
 内津峠には上下線の「内津トンネル」と「北山トンネル」の合計4つのトンネルがありますが、この下り線の「内津トンネル」は他より20年ほど古いトンネルで、当初は上下線共用の対面通行でした。
 愛知県側の扁額です。坑門左側に小振りなものが取り付けられています。





下り線(多治見方面)トンネル岐阜県側
 岐阜県側より見た下り線トンネルです。
 現在は長野方面への下り専用ですが、内津バイパスが4車線化されるまでは上下線兼用のトンネルでした。
 下り線トンネル岐阜県側の坑門です。壁面はあまり見かけないタイプの化粧パネルで仕上げられています。
 坑門左側にある扁額です。
 岐阜県側坑門にあるトンネル銘板です。
 岐阜県側より見たトンネル内部です。内壁裾部には白いパネルが取り付けられています。


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初稿:2014年1月4日