第2トンネル
(大久賀第一隧道)

トンネル名称 第2トンネル
(大久賀第一隧道)
路線名 設楽町道143号平野松戸線
所在地 愛知県北設楽郡設楽町清崎
延長(m) 123m
道路幅員(m) 3.9m
車道幅員(m) 2.9m
歩道等(m) 0m
有効高(m) 4.8m
竣工年度 1934年(昭和9年)
壁面 素掘り(注1)
路面 アスファルト系
照明 なし
通行制限 高さ制限3.0m
その他 元豊橋鉄道田口線の鉄道トンネル
データは特記なき場合「平成16年度道路施設現況調査」より
()内のトンネル名は「愛知県の近代化遺産 旧田口線の遺構」より
(注1)現地目視による
調査日 2009年2月7日



 「第2トンネル」は廃止された豊橋鉄道田口線(旧田口鉄道)の鉄道用トンネルを前身とするトンネルです。
 田口線はJR飯田線本長篠駅より現在の愛知県道32号長篠東栄線と併走する形で北上し設楽町田口までを結んでいた鉄道で木材の輸送を主目的として建設され昭和7年に全線が開通しました。しかしその後の木材輸送の減少と水害により昭和43年に全廃となりました。
 トンネルの名称についてですが、このトンネルnet等では「大久賀第1トンネル」と紹介されています。しかし当HPのトンネルリストの元になっている「平成16年度道路施設現況調査」では「ダイニトンネル」となっていますのでここでは「第2トンネル」とします。

南側(清崎方面側)
 南側より見た「第2トンネル(大久賀第一隧道)」です。
 鉄道時代は「第2トンネル」と「第3トンネル」との間に季節営業の臨時駅「鮎淵停車場」があったそうですが現在ではその痕跡は残っていないようです。
 南側の坑門です。トンネルの前には高さ制限3.0mの標識が立っています。
 漁協によるトンネル名称版です。
 南側より見たトンネル内部です。入り口付近はコンクリートで覆工されていますが、写真のように全部覆工はされていません。
 トンネル中ほどは素掘りのままとなっています。


北側(田口方面側)
 北側より見た「第2トンネル(大久賀第一隧道)」です。
 北側の坑門です。入り口付近は鉄骨で補強されています。
 北側入り口周辺は反対側に比べるとコンクリートによる覆工部分が少ないです。その代わりか一部鉄骨による補強が設けられています。



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初稿:2013年6月8日