一の沢隧道

トンネル名称 一の沢(いちのさわ)隧道
路線名 愛知県道424号振草三河川合停車場線
所在地 愛知県新城市川合
延長(m) 43m
道路幅員(m) 5.5m
車道幅員(m) 4.5m
歩道等(m) 0.0m
有効高(m) 4.4m
竣工年度 昭和44年?
壁面 素掘り(注1)
路面 セメント系
照明 なし
通行制限 高さ制限4.0m
その他  
データは特記なき場合「平成16年度道路施設現況調査」より
(注1)現地目視による
調査日 2007年3月3日、2014年2月1日



 一の沢隧道は宇連ダムのダム湖である鳳来湖の湖畔にあります。
 トンネルの入り口付近はコンクリートにより処理されていますが、中心付近は削岩機の跡も生々しく残る素掘りとなっています。
 資料には竣工年が昭和44年とありますが、周辺の施設や隣接する「小屋の沢隧道」の竣工年が昭和31年なのを考慮すると竣工年は30年代初めの頃と考えるのが妥当のような気がします。(別の資料には昭和33年竣工ともあります)
2014年2月
 掲載している写真が少なかったので新たに写真を撮ってきました。


再訪(2014年2月) 宇連ダム方面側(南東側)
 宇連ダムからダム湖沿いのくねくねした1.5車線幅の道を走ってきました。
 カーブの先に「一の沢隧道」が口を開けています。
 「一の沢隧道」の南東側の坑門です。
 南東側の扁額です。
 愛知県のトンネルで「隧道」と名乗るのは基本的に昭和40年代初頭以前のトンネルです。(平成になってから建設されたトンネルの中にはあえて「隧道」と名付けられたものもあります)
 坑門の付近のみコンクリートで覆工されています。
 トンネル中央付近は素掘りのままとなっています。
 いたる所に削岩機の跡と思われる筋が残っています。


再訪(2014年2月) 北西側
 北西側より見た「一の沢トンネル」です。
 北西側の坑門です。
 意匠と呼べるほどのデザイン性は無い坑門ですが、上部には笠石風の出っ張りと、迫石を模しているのか坑口の周りは丸く縁取られています。
 北西側の扁額です。
 こちら側も坑門付近のみコンクリートで覆工されています。
 北西側より見たトンネル内部です。





2007年
 宇連ダム側の入り口です。
 手前には高さ制限4.0mの標識があります。
 ポータル部はコンクリートで飾り気のないデザインです。
 入り口部の内壁はコンクリートで処理されていますが、中央部は素掘りのままとなっています。
 反対側の入り口です。
 トンネル上部にある銘板です。



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初稿:2007年03月04日
地図のリンク切れ修正、写真追加:2014年06月08日