<大徳之山隧道>
この隧道は、文化交流・交通の大きな障壁であった
「境の尾」を切り開いています。隧道を抜けると、
旧徳山村に入ります。ダム湖の湖底に沈んだ「徳之
山」は、濃尾平野の水瓶であるとともに洪水災害と
渇水からの守護の地です。大義の為「大徳」の心で
先祖伝来の地を離れた人々への感謝の意が、大徳の
文字に込められています。

<徳潤身>
「徳は身を潤す」(大學)
大儀のため、故郷を去られ
た旧徳山村の人々の内なる
徳は必ず外にあらわれる。

<在徳不在険>
「徳に在り険に在らず」
(史記)治国の要は、山河
が要害であることではなく
て、徳を以て立つにある。
徳山ダムは、下流濃尾平野
の治水・利水の要として建
設されました。