雛成トンネル

トンネル名称 雛成(ひななり)トンネル
路線名 東海北陸自動車道
所在地 岐阜県郡上市八幡町相生
延長(m) 750m(注1)
道路幅員(m) 9.5m
車道幅員(m) 7.0m
歩道等(m) 0m
有効高(m) 5.9m
竣工年度
壁面 覆工 セメント系 内装あり(パネル張り)
路面 セメント系
照明 あり
通行制限  
その他  
下り側トンネルのデータは特記なき場合は平成16年度道路施設現況調査による
(注1)現地標識より
調査日 上り側 2010年12月12日



 「東海北陸自動車道」にある「雛成トンネル」です。
 東海北陸自動車道は愛知県一宮市で名神高速道路(一宮JCT)より分岐し、富山県小矢部で北陸自動車道(小矢部砺波JCT)と接続する自動車専用道で、2008年の飛騨清見IC〜白川郷ICの開業により全線開通しました。延長184kmの間に上り側54、下り側56ものトンネルがあります。
 「雛成トンネル」は上り線にのみあるトンネルで、、美並ICと郡上八幡ICの間にあります。
 東海北陸自動車道は上記のとおり、上り線と下り線でトンネルの数が違い下り線の方が2つ多いです。上り線になく下り線のみにあるトンネルは「貝付トンネル」、「雛成第1トンネル」、「雛成第2トンネル」があります。
 この「雛成トンネル」は下り線の「雛成第1トンネル」、「雛成第2トンネル」の区間を一つのトンネルで抜けています。しかし厳密には「雛成トンネル」も二つのトンネルから構成されており、途中のトンネルとトンネルとの間を覆道でつなげることにより一つのトンネルとして扱っています。

 2008年に郡上八幡ICまで4車線化されるまでは、美並IC〜郡上八幡IC間は現在の上り線側を使って対面通行の暫定2車線として使用されていました。
 トンネル名の由来は、起点側入り口付近にある雛成集落からと思われます。

下り側(富山方面)
 東海北陸自動車道の上り線を走行しています。下り線は写真右の少し下の方を通っています。
 「雛成トンネル」の坑門です。壁面には何かの花(ツツジ?)のレリーフがあります。
 トンネル標識です。
 「平成16年度道路施設現状調査」には延長697mと記載されており、標識の数値とだいぶ差があります。
 「雛成トンネル」の内部です。
 写真はトンネル前半で、下り線の「雛成第1トンネル」と対になる部分です。
 二つのトンネルを接合している覆道部分です。
 この部分を外から見ると、蒲鉾型の覆いを被った橋になっています。
 覆道部を越えたトンネル後半部分です。



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初稿:2011年5月7日