池太沢夜叉隧道

トンネル名称 池太沢夜叉(いけんだざわやしゃ)隧道
路線名 国道417号線
所在地 岐阜県揖斐郡揖斐川町鶴見
延長(m) 881m
道路幅員(m) 6.5m
車道幅員(m) 5.5m
歩道等(m) 0.0m
有効高(m) 4.0m
竣工年度 1982年(昭和57年)8月(注1)
壁面 覆工 セメント系 内装なし
路面 セメント系
照明 あり
通行制限
その他
データは「平成16年度道路施設現況調査」より
(注1)南側のトンネル銘板より
調査日 2011年9月10日



 岐阜県揖斐郡揖斐川町にある国道417号線の「池太沢夜叉隧道」です。国道417号線の徳山ダム周辺の区間は徳山バイパスと呼ばれ、徳山ダム建設に伴う国道の付替え道路です。徳山バイパスにはいくつものトンネルが有りますがそのいずれも「トンネル」ではなく「隧道」と称しています。またトンネル名自体も旧徳山村由来の地名や伝承などから取られており一風変わった名称となっています。


南側(岐阜市方面側)
 南側より見た「池太沢夜叉隧道」です。この辺りは徳山バイパスの入口で、徳山ダム建設のため他の区間より先行して開通した区間です。
 南側の坑門です。
 面壁型の坑門で年代相応のデザインですが、なにやら色々な物が取り付けられています。
 南側の扁額です。右下には「書 島中敏朗」とあります。調べてみるとかつてこの地にあった藤橋村の村長だそうです。このトンネルの所在地は開通時は揖斐郡藤橋村でしたが、2005年に所謂平成の大合併により旧揖斐川町他周辺の町村と合併し現在は揖斐川町(新)となっています。
 坑門の左側には揖斐方面のトンネルではよく見かける木製のトンネル名標識が設置されているのと、「以徳行仁」と書かれた扁額が坑門に埋め込まれています。
 坑門左下にはトンネル名の由来と上にある「以徳行仁」の説明が書かれています。
 全文はこちら
 南側のトンネル銘板です。
 南側より見たトンネル内部です。

北側(福井県方面側)
 北側より見た「池太沢夜叉隧道」です。
 トンネル手前の橋は「藤橋川太郎橋」という名です。
 北側の坑門です。こちら側の坑門にも色々な銘板が取り付けられています。
 北側の扁額です。北側と同じものが取り付けられています。
 坑門右側に取り付けられている木製のトンネル名標識です。
 坑門左側にある「恃徳者昌」と書かれた扁額です。
 北側坑門のトンネル名由来の銘板です。トンネル名の由来の記述は南側坑門に取り付けられているものと同じ内容ですが、下半分が「恃徳者昌」の説明になっています。
 北側のトンネル銘板です。完成日や施工者の記述が反対側の銘板とは異なります。
 北側より見たトンネル内部です。


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初稿:2015年03月14日