加賀澤トンネル
トンネル名称 | 加賀澤(かがさわ注2)トンネル | |
路線名 | 国道360号線 | |
所在地 | 岐阜県飛騨市宮川町加賀沢 | |
延長(m) | 432m | |
道路幅員(m) | 10.0m | |
車道幅員(m) | 6.5m | |
歩道等(m) | 2.5m | |
有効高(m) | 4.5m | |
竣工年度 | 2000年(平成12年)6月(注1) | |
壁面 | 覆工 セメント系 内装なし | |
路面 | セメント系 | |
照明 | あり | |
通行制限 | ||
その他 | ||
データは特記なき場合は平成16年度道路施設現況調査による (注1)現地銘板より |
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調査日 | 2011年8月12日 |
「加賀澤トンネル」は国道360号線のトンネルです。 岐阜県北部の飛騨市宮川町(2004年までは吉城郡宮川村)にあり、国道360号線を富山市方面より走行してくると岐阜県に入って最初のトンネルが「加賀澤トンネル」になります。しかしながらトンネルを出るとまたすぐに富山県になります。 旧宮川村内の国道360号線はかつては谷沿いを走る狭く急カーブの連続するいわゆる「酷道」でしたが、ここ10年ほどの間にいくつかのバイパスが開通して走りやすい道になりました。(まだ一部に「酷道」区間は残っています) |
飛騨市宮川町は豪雪地帯で、国道360号線も旧道時代は冬季閉鎖され富山県との交通は遮断されていたそうです。この「加賀澤トンネル」の西側はすぐ宮川を渡る橋になっており、橋の対岸もすぐに「飛越トンネル」になっています。両トンネルをつなぐ「飛越橋」は全面がスノーシェードで覆われていて、国道を車で走行しているとこの2つのトンネルは一つのようになっています。 |
(注2)「加賀澤」の読み方ですが、トンネルのある飛騨市宮川町加賀沢の「加賀沢」は「かがそ」と読むようです。それからすると「かがそトンネル」が正しい呼び名かもしれません。 |
富山市内から始まる国道360号線は国道41号線と重複して南下し、猪谷で41号線と別れ単独区間になります。 単独区間になり2つほどトンネルを抜けると国道は岐阜県にはいります。 |
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「加賀澤トンネル」の坑門が見えてきました。手前に架かる「加賀沢橋」の途中で富山県から岐阜県に変わります。 写真右に見えるのはJR高山本線の鉄橋です。 |
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「加賀澤トンネル」の富山方面側の坑門です。 | |
扁額です。「澤」は旧字体を使っています。 | |
トンネル銘板です。 こちらは「加賀”沢”」となっています。 「平成16年度道路施設現状調査」には竣工年は平成11年(1999年)となっていますが、銘板によると平成12年(2000年)のようです。 |
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トンネル内部です。上り線側に歩道があります。 |
西側の坑門とそれに続く「飛越橋」です。 「加賀澤トンネル」と隣の「飛越トンネル」は二つをつなぐ「飛越橋」とそれを覆うスノーシェードで接続されています。 緑で覆われていてよく分かりませんが、面壁型の坑門をしているようです。扁額があるのかは写真では判断がつきません。 |
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「飛越橋」上から「加賀澤トンネル」方面を見た写真です。 | |
スノーシェード内部から見た「加賀澤トンネル」の西側坑口です。 | |
スノーシェードと坑門は隙間なく接続されています。 | |
「飛越橋」の途中には県境を表した行灯式の標識があります。 岐阜県側は「加賀澤トンネル」、富山県側は「飛越トンネル」へとつながっています。 |
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こちら側のトンネル銘板はトンネル内部上り線側の壁に取り付けられています。 | |
初稿:2011年8月15日
注釈2追加:2011年8月21日