上石津第一トンネル

トンネル名称 上石津第一(かみいしづだいいち)トンネル
路線名 国道365号線
所在地 岐阜県大垣市上石津町一之瀬
延長(m) 863m
道路幅員(m) 9.8m
車道幅員(m) 6.0m
歩道等(m) 2.8m
有効高(m) 6.1m
竣工年度 1984年(昭和59年)4月
壁面 覆工 セメント系 内装なし
路面 セメント系
照明 あり
通行制限 高さ制限4.6m(注1)
その他  
(注1)現地標識より
調査日 2009年8月8日



 「上石津第一トンネル」は岐阜県大垣市にある国道365号線のトンネルです。トンネル完成時の所在地は養老郡上石津町で、所謂平成の大合併で大垣市に編入され現在の住所になりました。しかし旧上石津町と旧大垣市は隣接しておらず、旧上石津町の地区は大垣市の飛地となっています。
 「上石津第一トンネル」は続く「上石津第二トンネル」、「上石津第三トンネル」と覆道で接続されおり一見すると一つのトンネルのようになっています。トンネル入口に設置されている標識では「上石津トンネル 長さ1802m」と記載され一つのトンネルとして扱われています。
 今でこそ一つのトンネルのような形になっていますが、「上石津第一トンネル」は第二、第三トンネルより数年早く竣工しており当初は単独で供用されていました。

北側(関ヶ原方面側)
 北側より見た「上石津第一トンネル」です。
 手前の川西交差点で国道を横切っているのは旧道になります。
 トンネル手前の標識には「上石津トンネル 長さ1802m」と「上石津第一、二、三トンネル」を一つのトンネルとして表記しています。三つのトンネルの延長を足しても1802mになりませんが、おそらく途中の覆道区間を含んでいるのでしょう。
 「上石津第一トンネル」北側の坑門です。
 コンクリート打ちっ放しの飾り気の無い坑門をしています。
 高さ制限4.6mの制限標識が取付けられていますが小さくてあまり目立ちません。というかこんな直前で制限と言われても手遅れのような…。実際には通常の貨物車は法律上高さ3.8m以下なので問題は無いのでしょう。
 北側の扁額です。
 北側入口から見たトンネル内部です。上り線側に歩道があります。
 トンネル銘板です。


南側(四日市市方面側)
 「上石津第一トンネル」の南側は隣接する「上石津第二トンネル」と覆道でつながれています。覆道が接続しているのと地形的な理由で坑門の写真が撮れませんでした(坑門自体は面壁型をしています)。
 「上石津第一トンネル」と「上石津第二トンネル」の間の覆道には写真のような”出口”があります。
 ”出口”には柵があり通常は車の出入りは出来ないようになっています。ちなみにこの出口は旧道につながっています。
 「上石津第一トンネル」は「上石津第二、三トンネル」起工以前の昭和59年11月に共用を開始していますので当初は南側坑門も北側と同様の形をしていたのかもしれません。
 南側のトンネル入口です。壁に窓がある所までが覆道になります。
 下り線側の内壁下の方にトンネル銘板らしきものがありますが、交通量が多く危ないので写真は撮っていません。
 上の写真の位置から振り返って「上石津第二トンネル」方面を写した写真です。
 左側の開口部が覆道の”出口”で、車がいる辺りが「上石津第二トンネル」の出口になります。


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初稿:2011年9月11日