坂本トンネル

トンネル名称 坂本(さかもと)トンネル
路線名 国道472号線
所在地 岐阜県高山市清見町
延長(m) 1297m
道路幅員(m) 7.5m
車道幅員(m) 5.5m
歩道等(m) 1.5m
有効高(m) 4.5m
竣工年度 1979年(昭和54年)9月
壁面 覆工 セメント系 内装なし
路面 セメント系
照明 あり
通行制限
その他  
データは「平成16年度道路施設現況調査」より
調査日 2011年4月30日



 岐阜県高山市と郡上市との境にある国道472号線の「坂本トンネル」です。トンネル開通当時は国道ではなく岐阜県道73号高山八幡線で所在住所も岐阜県大野郡清見村と郡上郡明方村との境界でした。
 このトンネルは狭隘で険しい坂本峠のバイパスとして建設されたもので、開通時はその前後の区間と合わせて飛騨美濃道路という有料区間でした。1993年に県道から国道に昇格し2010年4月1日に無料開放され現在に至っています。


北側(高山市側)
 北側より見た「坂本トンネル」です。
 左側にある紅白のゲートは坂本峠へ続く旧道のものです。トンネル開通後も旧道は国道(1993年以前は県道)指定されていましたが、飛騨美濃道路の無料開放に伴い現在は国道指定を解除されたようです。
 北側の坑門です。左に見えているのは旧道になります。
 面壁型の坑門です。この時期のトンネルは全く装飾のないものが多いのですが、有料トンネルの坑門ということもあってかこのトンネルには坑口周りの縁取りや横縞のすじ彫りなどの装飾が見られます。
 北側の扁額です。
 北側坑門のトンネル銘板です。
 北側より見たトンネル内部です。内壁裾の方は白く塗装されています。

南側(郡上市側)
 南側より見た「坂本トンネル」です。
 トンネルこちら側の住所は開通当時は「郡上市明方村」、その後村が改名して「郡上郡明宝村」、さらに平成の大合併で「郡上市」とすでに3回変わっています。
 南側は竹割り型の坑門をしています。完成当時はまだ一般道では珍しかった事と思います。
 南側の扁額です。坑門の左側下部にあります。
 南側のトンネル銘板です。
 南側より見たトンネル内部です。両側に幅の狭い歩道のようなものがありますが歩行者の通行が可だったか確認し忘れてきました。


おまけ
 郡上市側にあった有料道路時代の料金所です。写真は2009年10月のもので料金所廃止の半年ほど前のものです。現在は料金所及び隣接した道路事務所とも撤去されています。





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初稿:2015年02月15日