広見トンネル

トンネル名称 広見(ひろみ)トンネル
路線名 岐阜県道341号御嵩可児線
所在地 岐阜県可児市広見
延長(m) 95.4m
道路幅員(m)  
車道幅員(m) 3.5m
歩道等(m)  
有効高(m) 3.5m
竣工年度 昭和9年(1934年)
壁面 覆工
路面 セメント系
照明  
通行制限
その他 開削、廃トンネル
データは特記なき場合は「日本全国隧道リスト」より
調査日 2007年5月12日



 「日本全国隧道リスト」によると、可児郡可児町内(現在の可児市)に一般県道御嵩可児線のトンネルとして「広見トンネル」というのが記載されています。一般県道御嵩可児線は現在でも県道341号御嵩可児線として健在ですが、その沿線にそれらしきトンネルは見当たりません。どうやら、消滅してしまった廃トンネルのようです。
 手元にあった昭和34年発行の地図、国土地理院発行の1/5万「美濃太田」を見てみますと、現在の広見小学校のある辺りにトンネルの記号があります。これが「広見トンネル」でまちがいないでしょう。
 さて、ではいつ頃「広見トンネル」がなくなってしまったかですが、国土地理院国土変遷アーカイブの航空写真を見てみますと、1969年(昭和44年)の写真ではトンネルがあるように見えます。しかし、1973年(昭和48年)の写真では付近の山林は造成され県道は割堀になっています。よってこの4年の間に「広見トンネル」は開削され消滅してしまった物と考えます。

 「広見トンネル」が有ったと思われる場所です。
 写っている道路は県道341号御嵩可児線で、写真中央の白っぽいコンクリートの壁がある辺りがトンネルの跡と思われます。
 周囲を探索してみましたが、他には痕跡らしき物は見つけられませんでした。


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初稿:2011年4月16日