(仮称)笠谷トンネル
| トンネル名称 | (仮称)笠谷トンネル | |
| 路線名 | 三谷林道(注1) | |
| 所在地 | 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷赤桶 | |
| 延長(m) | ||
| 道路幅員(m) | ||
| 車道幅員(m) | ||
| 歩道等(m) | ||
| 有効高(m) | ||
| 竣工年度 | ||
| 壁面 | 素掘り 吹付け(セメント系)(注2) | |
| 路面 | セメント系(注2) | |
| 照明 | なし(注2) | |
| 通行制限 | ||
| その他 | ||
| (注1)現地記念碑より (注2)現地目視による |
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| 調査日 | 2013年4月28日 | |
| 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷の林道にあるトンネルです。 林道入り口にある石碑から林道の名前が三谷林道ということ以外はトンネル名など一切分かりません。 |
| 国道471号線との交差点付近にある石碑です。たぶん竣工記念碑なのでしょう。 前面には大きく「三谷林道」と書かれ、裏面には「着工昭和二十九年八月 竣工昭和三十五年七月 延長五九五三、六米」とあります。 また石碑の後ろには、この林道を使用する際は市長の承諾を得るようにといった旨ねが書かれた高山市が設置した看板があります。 |
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| 林道は未舗装なので一般の乗用車で乗り入れるのはあまりお勧めできません。 | |
| 林道はちゃんと管理されているようでオフロード車なら問題なく通行できそうです。ただ道路脇の法面がやばそうな箇所が何箇所かありましたが… | |
| カーブの先に目的のトンネルが見えてきました。 手前の岩にトンネル銘板のようなサイズのプレートが埋め込まれています。近づいてみて見ると慰霊碑でした。 |
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| 南側の入り口です。林道のトンネルということで予想していた通り素掘りで簡素なトンネルです。 | |
| 素掘りトンネルですが、内部と入り口周りはコンクリート吹付けによる補強がなされています。 | |
| トンネル内部はコンクリート舗装されています。未舗装の林道ですが、ここに来るまでの間にもヘアピンカーブなどきついカーブには部分的にコンクリート舗装が施されていました。 | |
| 南側より見たトンネル内部です。トンネル内はゆるくカーブしています。 トンネルの全長はだいたい50m位でしょうか。意外と幅が広く軽トラック同士ならすれ違いができそうです。 |
| トンネルからもう少し先へ進んでみました。 深い谷を結構古そうなアーチ橋に支えられた送水管が渡っています。富山共同自家発電(株)の葛山発電所へ水を送る水路のようです。 |
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| 人の気配のない山奥です。目に付く人工物は林道と上の送水管くらいです。 | |
| (仮)笠谷トンネルの近くに穴を埋め戻したような跡がありました。トンネルではないと思いますが… | |
| 北側より見た(仮)笠谷トンネルです。 | |
| 路面にはハッキリとした車の轍があります。上流に取水口があるようなのでそこに出入りする車のものでしょうか。 | |
| 北側の口坑です。写真で見るとずいぶん小さく見えます。 | |
| 北側より見たトンネル内部です。 |
初稿:2013年5月20日