小野坂トンネル

トンネル名称 小野坂(おのさか)トンネル
路線名 岐阜県道251号揖斐川谷汲山線
所在地 岐阜県揖斐郡揖斐川町小野
延長(m) 177m
道路幅員(m) 7.6m
車道幅員(m) 6.6m
歩道等(m) 0.0m
有効高(m) 3.7m
竣工年度 1971年(昭和46年)
壁面 覆工 セメント系 内装なし
路面 セメント系
照明 あり
通行制限 高さ制限3.7m
その他  
データは特記なき場合「平成16年度道路施設現況調査」より
調査日 2011年7月30日



 岐阜県揖斐郡揖斐川町にある「小野坂トンネル」です。
 トンネルのある県道251号揖斐川谷汲山線は揖斐川町内だけで完結している県道ですが、平成の大合併以前の2005年までは(旧)揖斐川町と谷汲村の中心地を結ぶ県道でした。
 「小野坂トンネル」は現在の各種資料には昭和46年竣工となっていますが、昭和42年発行の「道路トンネル大鑑」には明治44年竣工のトンネルとして記載されています。トンネル坑門に取り付けられている銘板から明治時代建設の狭いトンネルを昭和46年に拡幅改良して現在のトンネルになったのでしょう。

南側(旧揖斐川町側)
 南側より見た「小野坂トンネル」です。
 南側の坑門です。年代相応と言えばそうなんですが、特に特徴のないコンクリート打ちっ放しの面壁型の坑門です。
 南側の扁額です。緑色をしているのは緑青でしょうか。
 南側坑門に取り付けられている改良工事の銘板です。
 南側より見たトンネル内部です。2車線ありますが歩道は無く、現在の目で見るとやや小さいトンネルです。


北側(旧谷汲村側)
 北側より見た「小野坂トンネル」です。
 トンネルの北側はなにか様子が変です。
 坑門手前には鉄骨で組まれた背の高い鳥居のような形をしたロックシェードが設置されています。
 坑門にロックシェードが併設されているのはよく見かけますが、こんな形をしたものは珍しいのではないでしょうか。
 北側の坑門はロックシェードに隠れていて全体が見えませんが、坑門の「額」の部分がかなり縦長です。
 北側の扁額です。
 北側より見たトンネル内部です。


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初稿:2015年3月1日