<漆原乙女隧道>
「漆原乙女隧道」の名は、この地を拓いた先祖がこの
地にそそいだ血と汗に思いをはせて欲しいとの思いで
名付けられています。
 下流からこの隧道を抜けると旧漆原村(下開田)の
集落に入ります。漆原村の開祖は金の鎌で漆の原野を
切り開いた17才の乙女であったと伝えられています。
<民話出典:美濃徳山の地名>


 <徳廻乎天地>
「徳天地に廻る」(呂氏春秋)
漆原を切り開いた乙女の徳が
あまねく天地を感化する。

 <作徳心逸日休>
「徳を作せば心逸にして日に
休む」(経書) 徳を行へば
心は楽しみ日々に美名があが
る。漆原乙女がこの地にそそ
いだ徳の深さは、「漆原乙女」
の名と共に後世に伝えられる。