堤石隧道

トンネル名称 堤石(つつみいし)隧道
路線名 国道473号線
所在地 愛知県北設楽郡設楽町荒尾
延長(m) 536m
道路幅員(m) 5.7m
車道幅員(m) 4.5m
歩道等(m) 0m
有効高(m) 4.0m
竣工年度 1934年(昭和9年)
壁面 覆工 セメント系吹付 内装なし
路面 アスファルト系
照明 あり
通行制限 高さ制限4.0m(注1)
その他  
データは特記なき場合は平成16年度道路施設現況調査による
(注1)現地目視による
調査日 2007年3月21日



 設楽町の中心地、田口地区から南東に行ったところにある「堤石隧道」です。
 昭和一桁生まれの古いトンネルですが、田口側の入り口はコンクリート製の大きな洞門が作られてしまったので堤石隧道の坑門を見ることは出来ません。
 このトンネルのある国道473号線は平成になってから複数の地方主要道を合併し国道に格上げした道路で、このあたりは旧愛知県道7号佐久間設楽線が国道に昇格したものです。
 400番代の国道らしく未改良の区間が多く堤石隧道から東側も狭く曲りくねった道が続いています。そんな線形を改良するために現在「岩古谷トンネル」を含む「設楽バイパス」の建設が進められています。バイパスは平成27年度完成予定だそうで、バイパス完成後は堤石隧道は閉鎖されてしまうかもしれません。

 田口方面の入り口です。
 トンネル入り口に続けて洞門が建設されていて、坑門を見ることは出来ません。
 洞門の扁額です。
 堤石洞門は全長58mあります。
 洞門内の道幅は広いのですが堤石隧道は幅が狭く大型車同士のすれ違いが困難なため、洞門の途中に大型車用に停止線が引いてあります。
 洞門とトンネルの接続部です。
 完全にくっ付いているのでトンネルの坑門は見ることが出来ません。
 トンネル内部です。
 サイドの壁面は素掘りのままですが、天井はコンクリートが吹き付けられています。
 トンネル内の照明は蛍光灯のようです。
 東栄町方面の入り口です。
 こちらはオリジナルの坑門が残っています。
 コンクリート製ですが、昭和初期の建設だけあって重厚なデザインとなっています。



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初稿:2007年04月04日
地図リンク修正:2015年1月1日