蘇水峡トンネル
トンネル名称 | 蘇水峡(そすいきょう)トンネル | |
路線名 | 岐阜県道358号井尻八百津線 | |
所在地 | 岐阜県加茂郡八百津町八百津 | |
延長(m) | 224m | |
道路幅員(m) | 4.2m | |
車道幅員(m) | 3.7m | |
歩道等(m) | 0m | |
有効高(m) | 4.6m | |
竣工年度 | 1954年(昭和29年) | |
壁面 | 覆工 セメント系 内装なし | |
路面 | セメント系 | |
照明 | あり | |
通行制限 | なし | |
その他 | ||
データは特記なき場合は平成16年度道路施設現況調査より | ||
調査日 | 2007年4月1日 |
岐阜県八百津町の丸山発電所横にあるトンネルです。名称がハッキリしないのですが、道路施設現状調査書に「ソスイキョウ」とあるのでここでは「蘇水峡トンネル」とします。 |
このトンネル元は丸山ダム建設時に資材運搬用として敷設されたダム工事専用鉄道のトンネルです。平成13年に廃止となった名鉄八百津線の八百津駅より丸山ダム付近までの全長4kmほどの路線で、戦時中の昭和18年に着工したものの戦局の悪化と終戦により一時工事は中止され、結局昭和27年に完成、ダム工事終了により昭和29年10月には廃止になっています。 八百津駅から途中の錦織までは電化され専用の電気機関車が貨物の牽引をしていましたが、錦織〜丸山ダムの区間は昭和28年7月に延長開通したもので非電化で7tディーゼル機関車が使われていたそうです。この蘇水峡トンネルは非電化の区間にあったトンネルです。 専用線跡地はほぼ全線に渡り県道358号線になっていて自動車で通行することが可能です。 |
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丸山ダム側の入り口です。 坑口が馬蹄型をしており、前身が鉄道トンネルだったことを物語っています。 |
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トンネル内部はかなり水っぽいです。 入り口付近の壁から勢いよく水が出ており、トンネル内部に水の音が響いています。 |
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内部には水銀灯による照明が取り付けられています。 現地で見る分にはそうでもないのですが、写真に撮ると壁面が妙に緑がかって見えます。 |
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トンネル内はゆるいカーブになっています。 天井からはポタポタと水滴が降ってきます。 期間限定の工事用トンネルにしては全体にしっかりと作られています。元々工事終了後道路に転用する予定で作ったのかは定かではありません。 |
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問題の分岐部分です。 県道は左のトンネルで、右側はフェンスで閉鎖されています。 右のトンネルを抜けると丸山発電所があります。発電所で使われている発電機などの機器もこのトンネルを通って搬入されたのでしょうか。 |
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上の写真をとってる場所を逆から見たところです。 |
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分岐を過ぎるとすぐに、反対側の出口が見えてきます。 |
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旧八百津駅側の入り口です。トンネルの手前はすぐに木曽川で蘇水峡橋という赤い鉄骨アーチの橋が架かっています。 |
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扁額にあたる部分に名称銘板はなく、トンネルを建設した関西電力のマークが刻まれています。 |
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分岐した先、丸山発電所側の坑門です。 通常は使われておらず、やはり施錠された柵が設けられています。 |
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分岐側の内部です。 非電化の専用線だったせいか、鉄道の名残のようなものは見受けられません。 |
初稿:2007年04月13日